この世の仕組みって不思議だよね。詩的かつ壮大だけど軽妙なエピソードで綴る22夜一夜物語。表紙も挿絵もめっちゃ良い。
好きなのは「世界の中心にすまう闇」と「エヴェレット博士の無限分岐宇宙」、「ペルシャとトルコと奴隷貴族」あたりです。
最初は冷遇されたエヴェレット博士の無限分岐宇宙説が今は主流で認められてみんなその上に研究してるのか…!!私まだ無限分岐宇宙説がSF的すぎてあんまり信じられないですが。(笑)
宇宙のしくみを表現しようとすると詩的になってくるの、なんだか楽しいですね。科学のメカニズムをことばに変えたものが詩的になっているのではなくて、もともとこの世は詩的なものでできているのかもね。